サントリー炎上CMを「下品と思う人が下品」と言う人たち

サントリー炎上CMを「下品と思う人が下品」と言う人たち

iStock/tomorca

 「電通の計算」である可能性が指摘されると風向きが変わった。

■広告代理店がこれまでの炎上を知らないわけがない

「肉汁いっぱい出ました」
「暑くないと? もぉ元気良すぎやん!」
「お酒飲みながらしゃぶるのがうみゃあで」
「コックゥ〜ん! しちゃった(ハートマーク)」

 サントリーのweb動画広告が炎上している。こういった炎上と広告取り下げが起こるたびに、「下品な想像をする方が下品だ!」「AVを想像する? 私は全くそんなことは思わなかったが?」など、自分の精神の潔癖さを主張することで異議を申し立てる側を非難する声が聞かれる。

 単刀直入に言って、広告代理店はこうやってCMを擁護しようとする人をバカだと思っていると思う。1つ目の理由はCMを制作したクリエイターの意図を読み取っていないからである。人気グラビアアイドルが蒸気した表情で春巻きや焼きトウモロコシを頬張り、方言を交えながら「一週間前に振られてまって」「座ってもいいですか?」「2人っきりになっちゃいましたね」「えー、一流企業?」「食べようで食べようでおいしかけん」など、まるでこちらに好意があるかのようなセリフを口にする。冒頭に列挙したセリフが何をイメージさせようとしているのか、読み取れる方が大人であり、制作者の意図をわかっている。

 以前もこの連載で取り上げたが、広瀬すずがカップ焼きそばにマヨネーズをかけながら「全部、出たと?」と言うCMはセリフが差し替えられた。

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