文大統領のTHAAD配備問題への中途半端な対応

文大統領のTHAAD配備問題への中途半端な対応

(iStock.com/ TA2YO4NORI)

 ウォール・ストリート・ジャーナル紙が、「韓国の防衛上の大失策:新大統領はミサイル防衛についての中国の圧力に屈した」との社説を6月12日付けで掲載、文在寅韓国大統領が6月7日にTHAAD(終末高高度地域防衛)ミサイルの配備を一部中断する決定をしたことを批判しています。社説の要旨は次の通りです。

 6月7日のミサイル防衛の配備中断という文在寅の決定は、韓国の新大統領が北の脅威および米、中、日との関係にどうアプローチするかを示している。文は中道左派の前任者たち(注:廬武鉉や金大中)のように地域強国の間でバランスをとり、北朝鮮との協商を交渉したいとしている。このナイーブさが韓国の安全保障を危機にさらす。

 米国のTHAADが北のミサイル攻撃に有効なことは明らかである。費用も米国が10億ドル負担するので問題ない。しかし、中国がTHAADのレーダーで中国の空域を覗き見られることに怒っているために議論が生じている。中国は非公式な制裁を韓国に課している。

 文は中国の圧力に屈して、環境評価をするまで新しい発射台の配備を2年間、遅らせる決定をした。国家安全保障補佐官は、THAAD配備に関する米韓合意を守ると述べたが、他の大統領側近はTHAADの必要は「緊急」ではないと述べた。多くの韓国人は信じられない気持ちでいる。コリア・ヘラルド紙は「北のミサイル実験の頻度が増す中、THAADの配備は緊急課題である。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)