壇蜜出演の宮城県観光PR、漂う「地方CMだからあのレベルでしょうがない」の空気

壇蜜出演の宮城県観光PR、漂う「地方CMだからあのレベルでしょうがない」の空気

iStock/kororokerokero

 ジェンダー系の批判が上がると、他の面での批評がなされづらくなる。だからあえて言いたい。あの観光PRは、そもそもの完成度が低すぎないだろうか。

■びっくりするほど垢抜けない観光PR

 サントリーの「コックぅ〜ん」CMが炎上した後すぐに話題になったのが宮城県の観光PRだ。壇蜜を起用し、男性のみをターゲットにしたように見える動画に批判が上がった。しかし、コックぅ〜んに比べると宮城県PRは、そこまでの大炎上になっていないように感じている。ツイッターでの言及数も、コックぅ〜んの方が断然多い。

 なぜか。筆者はあの宮城県の観光PRを見たとき、あっけにとられた。あまりの古臭さに。間延びした構成、クオリティの低い映像、壇蜜に興奮してイマドキ鼻血を出すゆるキャラ、「竜宮城」と「涼・宮城」をかけた唐突なダジャレ。もしこれが大企業や東京都のPRならば、そのような批判・嘲笑が出たはずだ。なぜ宮城県のPRにそういった声が出にくいかといえば、「地方CMが垢抜けないのは、まあしょうがないよね……(言ってやるな)」って哀れみ目線があるからではないのか。ああいうレベルのものをみんなで叩いても仕方ない。ネットは案外、地方に優しい。だが筆者はそんな空気は読まない。

 村井嘉浩・宮城県知事は7月10日の会見で「もちろん、賛否両論あるだろうなとは思った」「さらに厳しいことを言っていただくと、もっと伸びると思いますんで、どんどん厳しいことを言ってアクセスを伸ばしていただきたい」「(この動画で)宮城は涼しいんだなと思ってもらえる。

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