「いまどこまで懸命に生きるか」巨人三軍選手たちの生き様

「いまどこまで懸命に生きるか」巨人三軍選手たちの生き様

(Popartic/iStock)

 ペナントレースの前半戦最終日だった先週12日、ジャイアンツ球場へ巨人の三軍戦を見に行ってきた。ルートインBCリーグとの交流戦で、相手は今年参入した新球団・栃木ゴールデンブレーブス。両チーム22安打が飛び交う乱打戦の末、6−10で三軍が敗れている。「きょうは栃木の選手たちの気迫を感じた」と、川相昌弘監督が振り返った。

 「栃木はBCリーグでは前期最下位で、ウチと4試合で4連敗してたんですよ。だから、きょうは絶対勝つんだと必死になってましたね。大体、いずれNPBの球団でプレーしたいと思ってる選手ばかりだから。独立リーグのチームといえども、こっちがスキを見せたら嵩(かさ)にかかって攻め込んでくる」

 この日は関東で二軍の試合がなかったこともあり、ヤクルト、DeNA、オリックスなど各球団の編成担当が多数球場に集結していた。栃木の選手たちにすれば、少しでもプロの目にとまり、今秋のドラフトにかけてほしい、という思いもあったに違いない。

 一方、巨人三軍のメンバーは、二軍の控え選手や一軍の試合に出場できない育成選手がほとんど。支配下選手契約を勝ち取り、一軍ベンチ入りするには、こういう試合で首脳陣にアピールしなければならない。彼らをどう教育しているのか、川相監督が言う。

 「確かに、ここには一軍のようなホームランを打てるバッター、キレやスピードのある球を投げられるピッチャーはいません。それでも、何かいいところがあって、将来一軍で役に立つ可能性がある、と認められたからこそここにいるはずなんですよ。

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