育児の常識は時代によって変わる!『祖父母手帳』監修の医師が語る課題

育児の常識は時代によって変わる!『祖父母手帳』監修の医師が語る課題

『孫育てでもう悩まない! 祖父母&親世代の常識ってこんなにちがう? 祖父母手帳』 (森戸やすみ 監修、日本文芸社)

森戸:現代はお父さんもお母さんも、初めて抱っこするのが自分の子ということが多いです。だから祖父母やその年代の経験者から口を出されると、「そういうものかな」と思いやすい。特に若いお母さんは不安に思うことが多い上、周囲の人がいろいろなことを言います。

――気の毒です。

森戸:そうなんですよ。それで私は日々、あんまりだと思っていました。子育てに横から口を出す人の中にはとんでもないことを言う人もいるんです。頭ごなしに「そんなやり方じゃダメ」だとか、「咳を2回もした。これは大丈夫なの? 小児科医に連れていきなさい」とかね。

――実際によく受ける相談はありますか?

森戸:「離乳食を食べない」という相談はよくあります。「母乳をやめれば食べるようになるから、断乳してみれば?」ってアドバイスする人がいるのですが、断乳しても食べてくれる保証はありません。成長する上で必要な栄養が不足しては困りますね。無理に食べさせるのはよくないので、楽しく食べられる工夫をしたり、親が食べているものに興味を持ったらなるべく同じものをあげたりするのがいいんです。「離乳食は月齢が大きくなるまであげないでできるだけ遅くし、母乳や粉ミルクだけのほうがいい」と思っている人も多いので、本書では5〜6カ月に始めるのが適切で、アレルギーを起こす危険性がある物でも現在ではむやみに除去しないということを書いています。

 あとは、子どもに何かあるとお母さんは自分のせいって思ってしまうことが多いんですよね。「風邪を引いたのは寒くさせてしまったから」とか。子どもは1年間に平均6〜7回風邪をひきますからって説明するとホッとしてくれます。

続きは WEDGE Infinity で

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