ウーバー、リフトのドライバーを悩ますカーレンタル料金

ウーバー、リフトのドライバーを悩ますカーレンタル料金

(Chesky_W/iStock)

 今年に入りスキャンダル続き、ついにはトラヴィス・カラニックCEOの退任という騒ぎにまで発展したライドシェアサービスのウーバーだが、もう一つ大きな問題を抱えている。ドライバーに対するカーレンタルサービスにより自己破産など、経済的に追い詰められるドライバーが増えている、という。

 これはウーバーに限ったことではなく、ライバルであるリフトにも同様の問題がある。ただしリフトにはジェネラル・モーターズ(GM)が出資し、「エキスプレス・ドライバー」と名付けたGM車両の貸し出しサービスが存在する分、問題が表面化しにくい。しかし会社を通して車を借りたドライバーが「レンタル料のために働き続ける」現状は同じだ。

 まずウーバーの場合だが、ドライバーになりたいが、適する車を持っていない人のためにレンタルサービスを開始したのは2015年。提携する複数のディーラーやレンタカー会社から車を借り、毎週その料金がウーバーからの報酬から差し引かれるシステムだ。

 ところがこのレンタル料金、通常のリースと比べて非常に料金が高い。最近米国で問題となったケースでは、ニューヨークでリンカーンMKSを借りた男性のレンタル料は初期費用3000ドルに加え、1週間の料金が495ドル。リース期間は3年のため、総支払額は8万ドルを超える。リンカーンMKSは4万6000ドル程度の車で、通常のリースであれば月々5〜600ドルの支払いが一般的だ。

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