ソフトバンク孫社長が語った野望に潜む脅威

 7月20日に開催されたSoftBank World 2017で、基調講演に登壇したソフトバンクグループの代表取締役会長兼社長の孫正義氏が語った野望に底知れない不安を感じました。

これまで人間を超える知性は、じっとしているPC、じっとしているスマートフォンに組み込まれていました。それがロボットに組み込まれたときに、われわれと同じように街を歩き始める、走り始める、あるいは空を飛びながら海に潜りながら……巨大なものやマイクロ・ロボット、彼らが超知性を身につけて、クラウドでつながり、リアルタイムで1兆個のモノと通信し合うようになります。彼らはわれわれをはるかに凌ぐ。いまペッパーを馬鹿にしている人は、その進化形に追い抜かれていくでしょう。われわれは追い抜く側にいたい、彼らと一緒に世界を変革して行きたい。ソフトバンクは、情報革命の時代のジェントリになりたいのです。

 ソフトバンクは、昨年の9月に英国の半導体設計大手アーム(ARM Holdings plc)を買収しました。

アームは、IoTの世界で90%のシェアを持っています。世界中のスマートフォンの99%以上にアームのチップが使われているのです。ありとあらゆるモノに、これからアームのチップが入っていくという時代がやってきているのです。ソフトバンクは70億人の70億回線の世界ではなく、1兆個のモノをつなぐ1兆回線をつないでしまいたい。モノとモノが通信し合う、ヒトとモノが通信するところにデータが生まれる。

1 2 3 次へ

関連記事(外部サイト)