トランプには負けない、カリフォルニア合衆国の矜恃

トランプには負けない、カリフォルニア合衆国の矜恃

(gguy44/iStock)

 来日中のケビン・デリオン米カリフォルニア州上院議長(民主党)はこのほど、日本記者クラブで講演、米国のトランプ政権が温暖化対策の新しい枠組みである「パリ協定」からの離脱を決める中で、カルフォルニア州の温暖化対策について「ワシントンは温暖化対策を後戻りしようとしているが、カリフォルニア州はこれまで積み重ねてきた約束を後戻りさせることはなく、努力を倍増しようとしている。2030年までに1990年比較で温暖化ガスを4割減らす目標だ。排出量取引により炭素への依存を減らし、再生可能エネルギー100%を目指す」と強調、気候変動に対する環境対策を進めるリーダーになるとの考えを明らかにした。

■カリフォルニア州独自で規制を強化

 環境規制に関して連邦レベルと州レベルで異なる規制になっていることについて「連邦とカリフォルニア州は移民、温暖化対策など多くの問題で対立している。このため、州の司法の場に持ち込んで裁判所の判事に判断してもらおうとしている。しかし、連邦政府に関係なく我々は気候変動対策では前進を続ける」と訴えた。

 また、同席したジャクソン上院議員(民主党)は「米国の憲法では連邦政府が一定の基準を設けるが、そこで書かれてないことは州ができることになっている。このため、いま大気の質に関して連邦政府とカ州が戦っているが、連邦政府は法律の下限を決めるが、我々は上限を決める。トランプ政権が続く限りは、こうした連邦と州との緊張関係は続くと思う」と述べ、カ州としてはワシントンで決めた法律を独自の権限で強化していく方針を明らかにした。

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