トラブルが消えれば再訪したい国

トラブルが消えれば再訪したい国

イエメンの首都サナア(Robert paul Van beets/iStock)

 イエメンでコレラが大流行しているという報道が一度ならずなされている。そんな国、知らないといわないでほしい。モカマタリの原産国だ。コンビニ珈琲の台頭で、日本は世界有数の珈琲消費国になっている。モカ珈琲を飲む手を休めて聞いてほしい。

 コレラの原因は、先年チュニジアで始ったアラブの春の余波でおきたクーデター以降、内戦が続いているのと、隣国サウジアラビアの軍事介入よる治安の悪化であろう。イエメンの都市の町並みは500年ほど前に完成している。欧州ではその後、ペストの流行で各種の工夫がなされたが、果たしてイエメンでは外観は美しいが排水など弱点を抱えていることであろう。日本と同様に銭湯もあるが、その後の様子は知らない。チャーミングな国でもあるが、驚愕もある。

 男性のほとんどが、短剣を腹につけて、更にその多くがカートと呼ばれる覚醒する草を口に入れているから恐ろしい。夜祭りなどでのダンス場面では、刀を抜くが、諍いなどで抜刀した場合、名誉のためにデスマッチとなるそうだ。

 タクシーの運転手もカート切れで町外れのカート売りを見つけて安心したかのように運転を続けているのをみてやや不安になる。今ではG20のメンバーとなった大国で隣国サウジアラビアが建国された当初、人材は地域の文明国イエメン、イラン、シリアなどにたよっていた。その場合、日本でも人の名に地名をつけて清水の次郎長などと呼んだように、オイルショックのころ日本でも勇名をはせたサウジアラビア石油大臣は先祖がイエメンから来たのでヤマニ(イエメニ)石油相として出身を姓としている。

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