一度は目にしたい日本の宝が勢ぞろい

一度は目にしたい日本の宝が勢ぞろい

国宝 雪舟筆 《天橋立図》  室町時代 16世紀 京都国立博物館蔵*展示期間:10月3日〜29日

 世界に誇るべき日本の文化財を守り伝えるため、「国宝」という言葉が使われたのは明治30年(1897)のことだった。それから120年目にあたる今年、200件を超える国宝が一堂に会する空前絶後の展覧会が、同じく開館120周年を迎える京都国立博物館で開催される。

 縄文土器や土偶の傑作が並ぶ「考古」から、みやびな王朝文化を物語る「絵巻物」、超絶技巧に触れられる「漆工」「金工」まで、見どころは尽きない。

 圧巻は、日本の画家で最も国宝指定件数が多い雪舟の作品が並ぶ「中世絵画」。全長15メートル超の「四季山水図巻(しきさんすいずかん)」や緻密な描写で知られる「天橋立図(あまのはしだてず)」など雪舟の国宝作品全6件を1室に集めた、夢のような展示を期間限定で実現させる。

 併せて「近世絵画」では、長谷川等伯(とうはく)の「松林図屏風(しょうりんずびょうぶ)」と、息子久蔵の「桜図壁貼付(さくらずかべはりつけ)」の親子の共演が楽しめるほか、尾形光琳(こうりん)の「燕子花(かきつばた)図屏風」と円山応挙の「雪松図屏風」、与謝蕪村(よさぶそん)の「夜色楼台図(やしょくろうだいず)」の3点がそろう、2週間限定の展示も必見だ。

 現在、885件ある国宝指定の美術工芸品のうち、実に4分の1近くが集まる今回の国宝展。展示替えが多いので、見たい作品の展示期間を調べてから足を運びたい。

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