日本各地で暗躍する中国版白タク「皇包車」の実態

日本各地で暗躍する中国版白タク「皇包車」の実態

中国の白タクアプリ「皇包車」の操作画面。世界1500都市の現地ドライバーを手配できる

 しかしこれらのサービスは、日本ではいわゆる「白タク」であり違法である。筆者は「境外包車」サービスの実態を確かめるべく羽田空港への迎車とお台場観光を手配し、2回利用した。冒頭はその際に羽田空港で目撃した1コマだ。

 選んだのは大手として知られる「皇包車」。中国メディアの報道によると、今年1月時点での同アプリの利用者数はのべ200万人を突破。10万人のドライバーが登録しており、世界80カ国1500以上の都市で展開しているという。アプリでは各都市の登録ドライバー数が確認できる。8月23日時点で東京の登録者数は1838人に達していた。8月29日にもう一度確認すると登録者数は1865人に。1週間足らずで27人ものドライバーが新たに加盟した計算だ。

 サービスには「空港送迎」「移動」「チャーター」の3タイプがある。羽田空港からホテルまでの車を予約したが、思わぬトラブルが起きた。中国から深夜便で日本に到着する中国人観光客を装って予約したのだが、その便が遅延してしまったのだ。

 中国はとかく航空便の遅延が多い。もともと便数が多く過密状態なうえに、空域の大部分を人民解放軍が管理しており民間の都合などお構いなしに演習が始まることもしばしば。そうすると空が大渋滞してしまうのだ。他にも大気汚染による離発着制限など落とし穴はいくらでもある。私が搭乗した(ことになっている)便も2時間以上の遅れで、結局空港に到着したのは深夜3時過ぎとなってしまった。

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