台湾・蔡英文政権は「より攻撃的であれ」 

台湾・蔡英文政権は「より攻撃的であれ」 

(iStock.com/daikokuebisu/alexkava/Cartarium/Zoonar RF)

 台湾の行政院長交代について、台北タイムズは、林前行政院長の失敗を総括しつつ頼新行政院長に期待するとともに、蔡英文総統により攻撃的な対中政策をとるよう注文を付ける社説を9月12日付で掲載しています。要旨は次の通りです。

 林全行政院長は就任15か月にして、任務をやり終えたとして辞表を提出、後任には頼清徳・前台南市長が任命された。

 林が就任以来遂行してきたいくつかの改革は称賛に値するが、内閣の仕事ぶりは全体としては満足いくものではなく、支持率は低迷し内閣改造がしばしば求められてきた。

 林の指導の下、行政院は、産業イノベーション計画、「将来を見据えたインフラ建設計画」、税制改革を提案、エネルギー転換、週5日労働、長期的介護、子供ケア、食糧の安全、大気汚染、公営住宅政策などにも取り組んだ。蔡英文が進める年金改革、司法改革に協力したことも称賛に値する。

 しかし、林が大衆の支持を集められなかったことは間違いない。林は、古い泛藍陣営(国民党系)の人物を閣僚に任命したとして強く非難された。それは泛緑陣営(独立派)の支持者たちには賛成しがたいことであった。

 林氏の「古い」内閣は、新鮮で積極的なアプローチに欠け、泛藍陣営出身の閣僚は「台湾人意識」に欠け官僚的ルーチンにとらわれていた。

 多くの閣僚はテクノクラートで、知識に比べて実行力と問題解決能力が劣っていた。象牙の塔に閉じこもり続け、公僕としての謙虚さをもって行動できず、政策決定を大衆に伝える能力に欠けていた。

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