サラリーマンは「退職時に2000万円」がメドなワケ

サラリーマンは「退職時に2000万円」がメドなワケ

(G0d4ather/iStock)

 老後のために貯蓄をしよう、と考えている人は多いでしょうが、どの程度貯めれば良いのか、貯めた資金は銀行預金にしておけば良いのか、様々な不安があることでしょう。そこで、老後資金についてシリーズで考えてみることにしました。第1回の今回は、老後資金の考え方の全体像を、『老後破産しないためのお金の教科書』の著者である塚崎が、解説します。

■最大のリスクは長生きとインフレ

 老後資金を考える際、何と言っても最大の問題は、どの程度長生きするかわからないこと、長生きしている間にインフレが来て老後の蓄えが目減りしてしまうことです。

 日本人の平均寿命は医学の進歩等々で今後も伸び続けるでしょう。加えて、個々人にとっては、平均寿命よりも長生きする可能性も大きいことに留意する必要があります。長生きは良いことに違いありませんが、老後資金のことだけを考えれば、大きなリスクです。どれだけ貯金があっても、取り崩していけば、いつかは底を突きますし、インフレで貯金が目減りすれば、底を突く時期が早まってしまうでしょう。

 インフレに備えるのは、それほど難しいことではありません。老後の蓄えをドルや株といったインフレに強い資産で持てば良いからです。もっとも、ドルや株は値下がりするリスクがあるので持ちたくない、という人も多いでしょうから、そのあたりは当シリーズでゆっくり考えて行きましょう。

 一方で、長生きのリスクに備えるのは、容易ではありません。

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