日本テレビ「奥様は、取り扱い注意」綾瀬はるか、元諜報部員の妻が解決する町内の事件

日本テレビ「奥様は、取り扱い注意」綾瀬はるか、元諜報部員の妻が解決する町内の事件

(iStock/kazoka30)

 日本テレビ「奥様は、取り扱い注意」は、第1回(10月4日)の冒頭から某国の諜報部員役の菜美(綾瀬はるか)が敵をアクションでねじ伏せる、という驚きのシーンを魅せた。

 諜報部員に嫌気がさして、橋から川に落下して死を偽装した、菜美は派遣会社の社員となり、受付嬢をするようになった。合コンで知り合ったIT企業の社長・伊佐山勇樹(西島秀俊)と結婚する。菜美は自分の過去を隠している。

 原案・脚本・アクション指導は、小説『GO』によって直木賞を受賞した、金城一城である。春ドラマの「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(カンテレ)に続く作品である。自伝的な小説『映画篇』はアクション映画のファンの青春の息吹があふれている。

■深刻なテーマと「お約束」のシーン

 町内の事件の解決にあたる菜美は、食卓に向かいながら夫の勇輝(西島)とさりげなく相談する。

 「それにしても、こんなちっぽけな町内でいろんなことが起きているんだなぁ」と、勇輝はうなずくのだった。

 第1回では、家庭内暴力に苦しむ主婦を菜美が救う。第2回(10月11日)のテーマは、元AV女優の隣人が町内の嫌がらせを受ける、ネットの「忘れられる権利」だった。最近は「穏やかに暮らす権利」ともいわれる。第3回(10月18日)は、子どもが幼稚園に通う母親同士のいじめが描かれる。

 深刻なテーマについて、シーンの展開も軽やかに微笑を誘う大団円に至るのは、家事と料理が苦手な菜美役の綾瀬のコメディアンヌぶりと、あざやかなアクション、夫の勇輝(西島)とのラブロマンチックが「お決まり」ごととして巧みに織り込まれているからである。

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