ラミレスのクールな「監督力」で来年こそDeNAが優勝か

ラミレスのクールな「監督力」で来年こそDeNAが優勝か

(yanggiri/iStock)

 DeNAの大健闘で盛り上がった今年の日本シリーズ、個人的に最も印象に残ったのが、終始一貫してクールだったアレックス・ラミレス監督の言動である。シリーズ開幕前日、ソフトバンク・工藤公康監督に「レギュラーシーズンと同じ予告先発制にしよう」と持ちかけられて「ノー」と回答。スポーツ紙には〈断固拒否!〉という大見出しを付けられ、ラミレス監督がいかにも感情的になっているような印象を与えたが、実際は極めて冷静にこうコメントしている。

 「シーズンと違い、日本シリーズのルールでは予告先発を行うことになっていない。われわれとしては、ただルールに従ってやりますということ。相手の申し出を拒否したとか、そういうことではありません」

 ここでラミレス監督が少しでも工藤監督に批判的なことを言えば、スポーツマスコミはすぐ舌戦≠煽ろうとしただろう。

 2001年に来日し、ヤクルトをはじめ、巨人、DeNA、BCリーグ・群馬と、日本一筋に中軸打者としてプレーし、指導者時代も併せると来日17年目。監督の言動がマスコミにどのように報じられ、それがまたチームにどのような影響をもたらすか、嫌というほど知り尽くしている。だから、敵地・福岡ヤフオク!ドームで行われた第2戦、3−2と2点をリードして迎えた七回、ビデオ判定でアウトがセーフに覆り、ソフトバンクに逆転の1点を許しても、恨みがましいことは一切口にしなかった。

 「こちらが敗れたが、接戦(3−4)でいい試合だった。

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