蔡英文の演説に見る「中台関係のあり方」

蔡英文の演説に見る「中台関係のあり方」

(iStock.com/photoncatcher/ leungchopan/Dolimac/Dolimac/ Artindo)

 台湾の蔡英文総統は、10月10日の双十節の演説で、台湾の防衛力強化、善意に基づく両岸関係の推進、国内の改革継続を約束しました。同演説の概要を示した台北タイムズの10月11日付け記事を御紹介します。要旨は次の通りです。

 蔡英文総統は双十節の演説において、台湾の自由と民主主義を防衛することを誓約し、長期の平和と安定のより強固な基盤を作るべく中国の指導者と新たな両岸関係のモデルを作り出すための協力を呼びかけた。国家を防衛し自由と民主主義を守る力を高めるべく、軍の戦闘・防衛能力を強化する、と述べた。また、台湾は台湾海峡と地域全体の平和と安定に引き続きコミットし続けると述べた。

 蔡は、最高司令官として軍の改革に全面的な責任があるとして「新時代の戦争への対処の必要性が高まる中、我々の新世代の軍は量だけでなく質も重視する。 サイバーセキュリティ、サイバースパイの脅威の高まりに備え、重要インフラの防衛能力を高めなければならない」と言っている。技術交換を通じて、国産のジェット戦闘機と潜水艦の建造を含む、台湾自身の防衛産業を構築し続けることも約束した。

 蔡は、軍の改革の目的は、戦争を求めるためではなく、台湾の自由、民主主義、生き方、台湾人が将来を自己決定する権利を守るためだと述べた。両岸関係は2300万の台湾人の将来の幸福に影響する問題であるとして、平和で安定した両岸関係を守るために我々は最大限の善意を示してきた、とも述べた。

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