「北朝鮮をテロ支援国家に再指定する」ベストなタイミング

「北朝鮮をテロ支援国家に再指定する」ベストなタイミング

(iStock.com/DAJ/ Sashkinw/Golden_Brown)

  テッド・クルーズ米上院議員が、10月22日付けニューヨーク・タイムズ紙への寄稿で、米国は北朝鮮をテロ支援国家に再指定すべきだと強い調子で主張しています。要旨は次の通りです。

 

国務省は、北朝鮮につき重要な決定をしなければならない。8月にイラン、ロシア、北朝鮮制裁法が成立した際、私(クルーズ)は北朝鮮のテロ支援国家再指定につき90日以内に対議会報告を求める条項を挿入した。

 北朝鮮については、米国人オットー・ワームビアの非人道的取り扱い、金一族の海外での暗殺、イランとのミサイル開発共謀、米国の映画会社へのサイバー攻撃、シリアでの化学兵器使用支持、ヒズボラとハマスへの武器売却、亡命反政府活動家の暗殺計画が糾弾されている。再指定を決定すべきだ。

 10年前に北朝鮮がテロ支援国家から除外された経緯は、如何に米国が北朝鮮につき間違った判断をしたか、それがその後の核兵器開発につながったか、なぜ米国は直ちに北を再指定すべきか、理解するカギになる。

 2007年2月13日、国務省は北朝鮮の非核化と全面的外交関係の開始とを取引する合意に署名した。その際主要問題となったのはテロ支援国家リストであった。リストに指定されると種々の規制がかかるとともに、外交関係を進めるに当たってテロの資金調達やテロ支持の放棄が条件となる。2005年、国務省は指定継続の理由として北朝鮮のテロ・グループとの関係と核開発を挙げた。

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