「新リプレー検証」導入と同時に知ってほしい審判の苦労

「新リプレー検証」導入と同時に知ってほしい審判の苦労

(pancho6/iStock)

 来年から日本のプロ野球もメジャーリーグのように、監督が審判に対してビデオ判定を要求できるようになる。今月13日の日本野球機構(NPB)の実行委員会で、「監督が審判の判定に異議がある場合、ビデオ映像によるリプレー検証を求めることができる」という新ルールが正式に決定したのだ。

 ビデオ判定自体は2010年に導入され、当初は本塁打かどうかの判定に限定されていたところ、本塁打以外のフェンス際への飛球、本塁上でのクロスプレーなど、様々なケースに適用範囲を拡大しながら今日に至っている。ただし、今年まで監督がリプレー検証を要求することは認められておらず、審判が必要だと自主的に判断した場合のみに限られていた。

 それが来年以降、監督の申し立てによってビデオ判定が行われることになった。要するに、遅まきながらメジャーの「チャレンジ」方式が日本でも導入されることになったわけだ。こちらの名称は「チャレンジ」ではなく、注文や要望などを意味する「リクエスト」。「チャレンジというと審判への挑戦的な表現になるので、審判とチームとが協力し合って正しい判定を求めるためのシステムだから」(NPBリプレー検証検討委員会)といういかにも日本的な理由による命名である。

 基本的なルールはメジャーと同じで、監督がリクエスト権を行使できる回数は1試合につき最低2回。ビデオ判定の結果判定が覆れば回数は2回のまま継続、判定通りなら1回ずつ権利が減る。

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