増え続けるロヒンギャ難民

 10月21日付の英エコノミスト誌が、多数のロヒンギャ難民が長期にわたってバングラデシュにとどまるとの前提に立って彼等の生活環境改善のための支援を講ずる必要があるという論説を書いています。論旨は次の通りです。

 隣国バングラデシュへの難民の流出は間もなく先細りとなる、何故ならミャンマーの軍が焼き払うロヒンギャの村がなくなってきたからだと慈善団体の職員はいう。しかし、目下のところは、恐怖におののくロヒンギャの流出が続いており、14日に終わる週には18,000人が到着した。2カ月足らずのうちに少なくとも582,000人が到着した。この危機は近代の歴史で最も急激な国際的な人の移動を意味する。それはシリアからの難民流出の速度を上回る。

 バングラデシュは難民を受け入れ、難民キャンプのための土地を提供した。しかし、援助機関は追いついていない。難民の3分の1は十分な食料の配給を得られていない。キャンプの衛生状態は劣悪で病気の蔓延を引き起こしかねない。新たに到着する難民にコレラの予防注射が行われているが、半数にしか出来ていない。長期的に必要なことは殆ど何も手当されていない。学齢期の児童の10人に1人以下しか学校と名の付く教育を受けていない。2,300の教室が必要だというが、この一週間で20の教室が作られた。

 ミャンマー政府はロヒンギャの帰還は受け入れるといい、生活再建を助けるというが、軍が村を焼き払っている状況では、その約束に意味はない。

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