期待と不安渦巻く「新たな」ジンバブエ

期待と不安渦巻く「新たな」ジンバブエ

(iStock.com/NatanaelGinting/Jay_Zynism)

 11月23日付の英エコノミスト誌は、ムガベ辞任の歓喜は冷め、今や多くの国民は新大統領が本当にジンバブエの事態を好転させられるのか疑い始めていると解説しています。記事の主要点は次の通りです。

 ムナンガグワはムガベの元取り巻きで野党の処罰や選挙への介入で悪名高いが、「新たな民主主義」を促進する、「経済を成長させ、平和を達成し、雇用を生み出す」と国民に約束した。

 この約束が実現できるかどうかは二つのことに依存する。第一は海外からの支援を獲得できるかどうかである。財政赤字はGDPの12~15%に及び、インフレは25~50%になっている。外貨準備は数カ月で枯渇する。インフラは崩壊している。第二は、海外の支援を得るためには、政府財政を抑え、公正な選挙ができるようにする必要があるが、政治改革を実行できるかどうかである。

 懐疑的な人々は、2009年統一政府が結成された時に同じことが言われたことを思い出している。ムガベは改革を実行しなかった。

 海外投資家の信頼を得るためにムガベが立法化した株式黒人保有化法(ジンバブエの外資企業にその株式の過半数をジンバブエ黒人に譲渡することを義務付ける法律)を撤廃する必要がある。新大統領は大農場所有者との問題を落着させたいと嘗て述べていた(白人が保有していた4000以上の大農場が17年余に亘り強制収用されてきたが、法的所有者は白人のままになっている)。

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