家電を賢くするには?

家電を賢くするには?

(nadia_bormotova/iStock)

 経済産業省が推進するスマートホームでは、「ユーザーはスマートスピーカーなどを使って、音声でクラウド上の音声アシスタントに家電の操作を指示し」「音声アシスタントは、それを家電メーカーのサービスクラウドに伝え」「サービスクラウドが家庭内の機器を操作する」という流れになっています。それを図にすると、家電メーカーにとって残念な3つのことが見えてきます。

■残念ながら他社との差別化はできない

 スマートホームの狙いは、高機能化による差別化が困難になってしまった日本の家電メーカーの行き詰まり状況を、家電と連動する革新的なサービスを創出して打開することのようですが、図に示したように、機器を操作するサービスクラウドは、音声アシスタントから、アマゾンやグーグルが提供するAPIによってユーザーの指示を受け取るだけです。

 音声アシスタントはユーザーと会話し、音声認識と自然言語処理によってユーザーの指示を理解してAPIに変換します。APIはいろいろなサービスクラウドから利用されるので、個別の機器に特徴的な機能の操作やサービスに対応するのは困難です。家電メーカーは、APIが対応していない独自の機能やサービスによって、他社の機器と差別化することはできないのです。

■残念ながら重要なデータは蓄積できない

 経済産業省は、「IoT・ヒ?ック?テ?ータ・AI等のITの技術革新により、実世界から得られたテ?ータを分析・解析し、その結果を再ひ?実世界にフィート?ハ?ックする社会か?現実になりつつある」とし、スマートホームでは「IoTによってデータを収集して解析する」ことが重要だと説明しています。

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