日本よ、ありがとう!崩壊国家ベネズエラ人の肉声を聞く

日本よ、ありがとう!崩壊国家ベネズエラ人の肉声を聞く

マイアミのベネズエラコミュニティで演説したトランプ大統領(AP/AFLO)

マイアミを訪れているときに、トランプ大統領がフロリダ国際大学を訪れ、ベネズエラ向けの演説をした。ベネズエラ、キューバ、ニカラグアなどのラテン系の票を確保するのが狙いだった。けれども、「社会主義の腐敗が国を崩壊させる」という内容はすべて事実であり、かつ、ベネズエラ人ではなくては知りえない、故チャべス大統領を皮肉る言葉などを入れ、彼らの琴線に触れるものだった。では当のベネズエラ人は最近の祖国の緊迫した情勢をどう思っているのだろうか? マイアミから報告する。

■アメリカがクーデターを画策してほしい

 イシドロ・パテーニョ(40代前半)は、2008年〜13年にかけて筆者と同じ釜の飯を食べた同僚であり、ベネズラのカラボボ州のバレンシアの政府系企業、プエルト・カベージョ港、カラカスのマイケティア空港で、当局と難しい交渉に当たってきた。いまだベネズエラ国内に留まる僅かな友人の一人である。昨年から何度か対話を試みている。

 「インフレはどうなっている?」

 「ひどい。アリーナ・パン(主食のアレパを作るトウモロコシの粉)は、統制価格だと740ボリバレス、つまり昔の7億4000万ボリバレスのことだけど、それも手に入らないから闇で買う。すると、25万バリバレスだ。以前のお金では250億ボリバレスさ、もう気違い沙汰だよ。

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