インスタで発表、イラン外相の辞任騒動

インスタで発表、イラン外相の辞任騒動

(Fosin2/IrinaBelokrylova//iStock)

2月25日にイランのザリフ外相は、突然インスタグラムで辞任を発表した。しかし、その二日後の27日には外相に復帰した。ロウハニが辞任を受け入れなかったためである。強硬派のスレイマニ革命防衛隊司令官もザリフ支持の声明を出した。

 今回の辞任騒動は驚きを与える出来事であったが、実は、余り驚くべきことでもない。イラン政権内には、ハタミ(大統領)の時代がそうであったように、常に強硬派と改革派、国内派と国際派の対立がある。今回のザリフ辞任騒動は、イランを電撃的に訪問したシリアのアサドとロウハニとの会談から除外されたことが直接の契機になったとされる。トランプ政権によるイラン核合意離脱後、ザリフの役割は下がっていたし、シリア、イラク政策等は革命防衛隊など強硬派が実権を握り、ザリフとの関係は緊張していたようである。シリア、イラク問題では外務省が迂回され、ザリフと革命防衛隊の間の溝は深まっていた。なお、ロウハニ・アサド会談からのザリフ排除について、スレイマニは、それは大統領府事務方の調整ミスであり、除外を意図するものではなかったとしている由である。

 ザリフ外相の辞任騒動について、米ブルッキングス研究所のスザンヌ・マロニー副所長は、Foreign Policy誌ウェブサイトに、2月28日付で‘Iran's Foreign Minister Is Staying, but That Doesn’t Mean He’s Won the Battle of Ideas’と題する解説を書いている。

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