トランプの“報復”が始まった「ロシアとの共謀なし」とモラー報告書

トランプの“報復”が始まった「ロシアとの共謀なし」とモラー報告書

トランプ大統領から出された声明(AP/AFLO)

バー米司法長官は24日、モラー特別検察官によるロシア疑惑捜査報告書の概要を議会に送り、ロシアとトランプ陣営との共謀を認定できなかったこと、トランプ大統領の司法妨害の十分な証拠がなかったことを明らかにした。大統領は「完全かつ全面的な潔白」と勝利宣言。今後報告書の全面開示を要求する民主党との攻防が激化する一方、大統領の反撃が始まった。

■大統領専用機のコックピットに陣取る

 バー長官が議会に送った4ページの報告書概要によると、大統領選に勝利するためロシアと共謀したという「ロシアゲート」について、トランプ氏や側近らがロシア側と「合意」した証拠はなかったと結論付けた。この点に関し報告書は「ロシア関係者からトランプ氏の選挙を支援しようという複数の申し出があった」ことを指摘している。

 バー長官は概要の中で、「共謀」という言葉を使用せず、「合意」という表現を使った。トランプ大統領に配慮を見せたのではと受け取られている。また、ロシア疑惑よりも、立件の可能性が高いとされた大統領の司法妨害疑惑について、報告書は「大統領が罪を犯したと結論付けないが、潔白が証明されたわけではない」と“黒白の判断”を避けた。

 長官はこの点に関し、ローゼンスタイン副長官と協議した結果、「モラー特別検察官は大統領の犯罪を証明するのに十分な証拠を見つけることができなかった」と判断したことを明らかにした。

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