中国市場を本格的に狙う「日立」の王道戦略



 そこが手がける第一弾製品は、何と「中国市場向け」の空気清浄機。普通、中国向けの製品は、国内メディアに対してニュースリリースすら出されませんが、今回は別でした。

「Hitachi meets design PROJECT」と名付けられ、デザイン改革を目指した活動の第一弾でもあり、破格の扱いでいろいろなところでお披露目されています。

 日立はどのように変わろうとしているのでしょうか?

■中国の空気清浄機の現状

 皆さんもよくご存じの通り、中国の空気事情は、最悪に近いです。2018年に発表された2016年のWHOの統計データーでも、2016年の都市部でのPM2.5の平均濃度で、中国(北京)は第15位。年間平均濃度:51μg/m3。日本の環境基準が、年平均: 15μg/m3。日平均:35μg/m3 ですから、その汚れっぷりは大したモノです。当然、健康への悪影響は避けられず、空気清浄機が必需品となっています。

 そんな中、中国はアメリカで使われている規格「AHAM」を規範にした自国規格を作りました。それが2018年春に施行された「GB規格(中国標準規格)」です。

 AHAMからはCADR(クリーンエア供給率)を取り入れています。CADRは、1分で、どの位の空気量をキレイにすることができるのか? を示します。

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