ファーウェイ突破口に使われるNZ

ファーウェイ突破口に使われるNZ

(bonezboyz/Marina Galunnikova/Oleksandr Kyrylov/iStock)

2019年4月1日、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン(Jacinda Ardern)首相は、北京を訪問し、李克強首相、習近平総書記と、あいついで会談した。

 ニュージーランドと中国との関係は、本年に入り、幾つかの原因から悪化しており、首脳会談を通して、その打開を図り、両国の関係改善を狙ったものとみられる。

 ニュージーランドと中国との関係が悪化した原因の1つは、ニュージーランドが、米国と機密情報を共有する「ファイブ・アイズ」と呼ばれる5か国(米英加豪NZ)のメンバーであり、米国が安全保障上の理由から、中国の大手通信機器メーカ―である華為技術(ファーウェイ)の製品を使用しないことに同調していることである。

 中国は、ニュージーランドへの嫌がらせとして、中国観光客に対して、ニュージーランドを渡航先から排除するよう指導している。これにより、ニュージーランドの観光収入は減少する。中国は、ニュージーランドの最大の輸出先でもあり、ニュージーランドとしても、中国との関係改善は、重要課題である。

 もう1つの両国の関係悪化の直接の原因に、2月に起きたニュージーランド航空の上海着陸拒否事件がある。これは、ニュージーランド航空が中国に提出する着陸申請書類の中の「台湾」の表記が、中国にとって気に障ったからだそうだ。

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