海外では飛行機に乗ってお金を稼げることもある



 この事件後、米国ではオーバーセールスを行うフライトが大幅に減少しているが、ユナイテッド航空は、補償上限額を法で定められた1350ドルを大幅に上回る1万ドルに設定し、1万ドルの旅行券を得た乗客もでた。

 こういう事情を知らない日本人乗客は、航空会社に騙されることもある。日本から出張中の4名が米国内で移動した時に、到着が遅れたことがあった。事情を聞くと、予約したフライトがオーバーセールスのため搭乗を断られ、なぜ4人が選択されたのかの説明も補償もなかったという。本来であれば、自発的に降りる乗客を募らなければならないが、事情を知らない日本人乗客を手っ取り早く次のフライトに回すことにしたのだろう。

 航空会社に騙されてはいけない。予約していた便に乗れないと言われたら、どうしても乗る必要があるから、自発的に降りる客を募ってくれと主張しないと損をする。自発的に席を譲る時は補償の交渉だ。

 まず、次のフライトの席の確約、空港内で使用できる食事券、無料航空券、ラウンジの利用、現金、最終便であればホテルを要求することだ。どこまで獲得できるかは、あなたの腕次第。そのためには英語の勉強が必要だが。英語の勉強法については、またどこかでお話したい。

 もし、大きな補償が得られなくても、法では機体の変更により搭乗客数が減少したなどの原因を除き、搭乗予定客がオーバーセールスにより予約したフライトに乗れなかった場合には、到着が遅れる時間に応じ最高1350ドルまでの補償を行うことが航空会社には義務付けられている。国内線の場合1時間以上の遅れでチケット額の2倍(上限675ドル)、2時間以上の遅れで4倍(上限額1350ドル)だ。

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