「戦犯」はトランプだけではない!ドイツに求められるNATOへのコミット

「戦犯」はトランプだけではない!ドイツに求められるNATOへのコミット

(ALEKSANDR GURIANOV/efesan/BOLDG/iStock)

2019年4月4日、ワシントンでは、NATO(North Atlantic Treaty Organization: 北大西洋条約機構)創立70周年を記念して、外相会議が開催された。

 これは、1つのお祝い事ではあるが、逆に最近では、NATOは崩壊した、あるいは死にかけているという論説が、2、3出ていた。例えば、2月26日付のフォーリン・アフェアーズ誌には、フィリップ・ゴードンとジェレミー・シャピロ(Philip H. Gordon and Jeremy Shapiro)が、「トランプがいかに大西洋同盟を死なせたか(How Trump Killed the Atlantic Alliance)」と題する論説を寄せ、少なくとも現在の形でのNATOは既に死んだ、殺したのはトランプだと述べている。

 一方、バリー・ポーゼン(Barry Posen)は、3月10日付のニューヨーク・タイムズに、「トランプはさておき、NATOにおける米国の役割は何か。(Trump Aside, What’s the U.S. Role in NATO ?)」と題する記事の中で、1991年のソ連崩壊によって、NATOに対する主要な脅威は失われ、それに伴い米国の欧州におけるプレゼンスの合理性も失われていたので、トランプがNATOにおける米国の役割の見直しを主張するのは正しいと主張する。

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