日本にいても、中国人の競争社会から完全には抜け出せないママたち

日本にいても、中国人の競争社会から完全には抜け出せないママたち

(loveguli/iStock/Getty Images Plus)

平日の早朝。東京都内の小さな公園で井戸端会議をするママ友だち――。よく見かける日常の一コマだが、言葉遣いや身振り手振りの様子が日本人のそれとはちょっと違うような……。何気なく近づいてみると、中国語で会話をしていることに気がつく。どうやら中国人のママたちが、子どもを送り出したあと、おしゃべりしているようだ。

 「〇×駅の近くに有名な△△(進学塾)があるわよ。あそこは先生も有名人ばかりで、あそこから〇〇小学校に進学する子どもが多いみたい」

 「公立小学校の先生のレベルはどうなのかしら? やっぱり、私立がいいかな?」

 「うちは夏休みに中国に帰るので、その間に子どものために中国語のレッスンをさせるつもり。親(祖父母)としゃべっているだけでは中国語は上達しないので。でも、その間、日本の学習塾は休ませなければいけないから、勉強についていけるかどうかすごく心配。ちょっと焦るわ」

 まだ就学前の子どもを持つ母親たちのようで、おしゃべりは10分ほど続いた。日本人のママたちなら、さらに30分くらい延々と会話が続きそうだが、中国人のママたちは、これから仕事に出かけるようで、そそくさと解散していった。

■中国人ママたちの来日理由

 現在、日本に住む中国人は約74万人(2018年6月時点、法務省の統計)。

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