白鵬問題が一代年寄廃止≠ノつながる恐れ

白鵬問題が一代年寄廃止≠ノつながる恐れ

(Dynamic Graphics/gettyimages)

「相撲協会の内部や親方衆の間から、この際、一代年寄を廃止してはどうかという声が上がっているそうだ」

 横綱・白鵬の三本締め問題≠ェ紛糾していた4月下旬、一部メディアでそうした憶測報道が流れた。一代年寄とは現役時代に卓越した成績を残した力士に対し、引退後も四股名を年寄名として名乗ることができる特別な年寄名跡のこと。決定権は相撲協会にあり、資格は本人一代限りで、定年、もしくは廃業すれば消滅すると定められている。

 これまでの一代年寄は第48代横綱・大鵬、第55代横綱・北の湖、第58代横綱・千代の富士(辞退して九重を襲名)、第65代横綱・貴乃花の4人。幕内優勝回数42、通算勝利数1120など、数々の歴代1位記録を持つ第69代・白鵬も当然、引退後には一代年寄になるものと見られている。それだけに、一代年寄が唐突に廃止される可能性が出てきたとは、聞き捨てならない情報である。

 すぐに追跡取材をして、いろいろな関係者に聞いて回ったが、実際にそんな動きがあるかどうかまでは結局確認できなかった。が、「親方たちから、一代年寄なんかもうやめてしまえ、という声がいつ出てきても不思議はないだろう」と指摘する協会やマスコミ関係者がいたのも事実である。

 一般世間にも知られているように、相撲の世界では日本国籍を取得していないと年寄株を買えず、親方にもなれない。

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