平成一番のおしゃべり監督はノムさん?王さん?

平成一番のおしゃべり監督はノムさん?王さん?

(neyro2008/gettyimages)

シーズン中のプロ野球取材の慣習のひとつに、監督の試合前囲み≠ェある。試合前の練習中、監督が報道陣に囲まれて取材に対応するもの。大抵はごく短い時間で、一対一の取材と違い、鋭い質問がぶつけられることもなく、ほとんど当たり障りのない内容に終始する。が、そのぶん、リラックスした監督の言葉の端々から、独自の野球観や人柄が滲み出るところがなかなかに興味深い。

 例えばDeNAのアレックス・ラミレス監督はいつも、データ重視≠ナ選手を起用していると強調する。今月15日の中日戦でも先発オーダーを組んだ意図をこう説明していた。

 「きょうは相手の先発が大野(雄大)だから、左打者の役割が重要になる。ウチの右打者は大野を1割程度しか打っていないが、左打者の対戦打率は2割6分だからね」

 そう言いながら、右打者のホセ・ロペスを5番に入れていることを明かした。しかも、今季のロペスは得点圏打率が大変低い。これはどういうことかと質問されると、ラミレス監督は悪びれもせずにこう答えた。

 「ロペスの得点圏打率はここまで1割7分9厘だ。今月に入ってからはゼロゼロゼロ(0割0分0厘)。(3番の右打者、ネフタリ・)ソトも(得点圏打率が)相当悪い。つまり、いま以上に悪くはならない。これからは上がっていくだけなんだよ」

 単にデータを盲信するのではなく、データの裏側に秘められた可能性やポテンシャルを読み取り、先発オーダーを組む。

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