「パーフェクトワールド」松坂桃李と山本美月の正統派の純愛物語

「パーフェクトワールド」松坂桃李と山本美月の正統派の純愛物語

(LightFieldStudios / iStock / Getty Images Plus)

フジ・カンテレ系列「パーフェクトワールド」(毎週火曜よる9時)は、下半身不随の松坂桃李演じる建築士と、インテリアコーディネーターを目指す事務員役の山本美月による、正統派の純愛ドラマである。障害者が抱える苦悩を通奏低音にして、ふたりの誤解とすれ違い、次々に立ちはだかる壁が、ふたりの愛を揺さぶる。視聴率はいまひとつながら、今季ドラマのなかで心にしみる秀作である。

■介護の資格を取るために専門学校に通うが……

 「桐島、部活やめるってよ」(吉田大八監督・2012年)の輝くばかりの美少女役で鮮烈な映画デビューを果たした、山本美月も本ドラマでは、実年齢を超えた29歳の川奈つぐみを演じている。

 つぐみが務めているインテリアデザイン会社と、一級建築士・鮎川樹(あゆかわ・いつき、松坂桃李)が所属している設計事務所は仕事上のつき合いがある。両社の打ち合わせがきっかけとなって、つぐみは、高校時代の憧れの同級生である樹(松坂)と再会する。

 事故で半身不随になった樹は、婚約者の雪村美姫(水沢エレナ)から別れを告げられ、二度と恋愛はしないと決意していた。心を閉ざした樹をつぐみの愛が徐々に溶かしていく。高校時代に美術部に所属していた、つぐみは美術鑑賞を理由にして樹を外出に誘うのだった。

 しかし、展覧会が開かれていた会場はエレベーターがなく、樹は鑑賞できない。

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