「最後の戦い」 に向かう香港市民、警察は「散弾銃」で鎮圧



 香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は、12日夜、デモ隊と警官隊が睨み合うなかでビデオメッセージを流した。デモ隊を「暴徒」と位置づけ、厳しい表情を浮かべながら「社会が早急に秩序を回復し、暴動による負傷者がこれ以上出ないよう望む」と述べた。また、テレビの取材に対しては法案の審議を変更なく進める意思を明らかにしている。

 香港では、12日には、多くの銀行など金融機関が営業を停止したほか、自発的に抗議の意思を込めて店舗を閉めたり、中学や高校でも授業ボイコットが数百校に広がったりするなど香港の社会機能のマヒも目立っている。デモ隊は13日未明にいったん離散したが、今後の審議次第では再び街頭に戻ってくる可能性が高い。今後、香港で戒厳令が敷かれる可能性を指摘する声すら出ている。

 今回のデモの特徴は、2014年の雨傘運動以上に若者が多いことだ。多くの若者たちは「このままでは香港の一国二制度が本当の意味で終わりになってしまう」と危機感を抱いて参加しているようだ。彼らは年配者と違って返還後生まれで英国籍の保有者も少なく、海外移民も容易ではないこともあり、香港と運命をともにする意識が特に強いとされる。

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