報復か自制か?ジレンマのトランプ、ホルムズ海峡タンカー攻撃

報復か自制か?ジレンマのトランプ、ホルムズ海峡タンカー攻撃

攻撃を受けて炎上するタンカー(ISNA/AP/アフロ)

ペルシャ湾のホルムズ海峡で13日、日本などのタンカー2隻が攻撃された事件で、トランプ大統領は「イランが実行した」と名指しで非難した。大統領はイランが危険な挑発行動に出れば報復すると表明してきたが、再選に向けた選挙運動の本格化を控え、戦争は回避したいのが本音。報復か、自制か。決断迫られる大統領はジレンマに直面している。

■証拠隠滅映像

 米第5艦隊などの発表によると、攻撃を受けたのは日本の「国華産業」運航のタンカー「KOKUKA COURAGEOUS」と、台湾の石油大手「台湾中油」のタンカー。それぞれ午前6時12分と午前7時に攻撃を受けた。場所はアラブ首長国連邦(UAE)フジャイラ沖。

 「国華産業」によると、「KOKUKA COURAGEOUS」には2回の攻撃があった。1回目でエンジンルームから出火したものの、乗組員が消火。しかし、3時間後に甲板に2回目の攻撃があり、再び出火、乗組員がボートで脱出した。21人の乗組員は全員がフィリピン人で、米艦船により救助された。

 この攻撃に対しポンペオ国務長官が会見、「イランの犯行」と非難し、「イランの代理勢力にできるような攻撃ではない」として、イラン革命防衛隊など国家レベルの組織が関与したとの見方を示した。長官はさらに攻撃が安倍晋三首相のイラン訪問と時を同じくして行われたことについて「日本を侮辱するものだ」と述べた。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)