英仏が進めるインド太平洋でのプレゼンス強化

英仏が進めるインド太平洋でのプレゼンス強化

(Phurinee/fireworks_pixels/iStock)

5月31日から6月2日にかけて、第18回アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)がシンガポールで開催された。これは、英国のシンクタンクIISS(国際戦略研究所)が毎年主催しているものである。

 今回は、米国のシャナハン国防長官が中国に対して厳しいことを言い、中国の魏鳳和・国防相(中国国防相としては8年ぶりにシャングリラに参加)は、台湾独立の動きには武力で対抗することを明言するなど、米中対立の激化に注目が集まった。こうした中で、欧州の主要国である英国とフランスは、インド太平洋地域への両国のプレゼンスの強化を進めることを表明した。英仏国防相のシャングリラでの発言の要点をかいつまんでご紹介すると、次の通り。

■ペニー・モーダント英国防相

 英国は、皆さんにとり信頼できるグローバル・パートナーとなることに全力でコミットしている。我々の地域への関与が、根本的なグローバルな価値である、人権、民主主義、ルールに基づく国際秩序の尊重に支えられているのはそのためだ。

 グローバル・ブリテンにとり、第一に必要なことは我々のプレゼンスであり、それは日和見的ではなく継続的なものでなければならない。我々が英海軍を過去12か月間ほぼ絶え間なく地域に滞在させ、将来も継続し、新空母クイーン・エリザベスの地域への展開を予定しているのは、それゆえである。

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