本当の「強制連行」を忘却した韓国の本音

だが彼らとは違い「自分の意志に反して」北朝鮮に連れていかれた人たちも間違いなく存在する。

 彼らは韓国では「戦時拉北者」と呼ばれている。韓国政府の統一部は、朝鮮戦争中北朝鮮に連れていかれた人は10万人と推定している。彼らの大部分は南に戻ることなく、北朝鮮で処刑されるなどし、死亡した。

 70~80年代。私がまだ幼かった時節であるが、その頃を考えてみても「拉北」という言葉はニュースやテレビドラマなどで時々耳にすることがあり、それは身近な問題だった。朝鮮戦争を実際に体験した人たちがまだ中高年層として社会に影響力を持っており、拉北者家族たちも多かったためだろう。

 だが、時間が流れ北朝鮮と協力、共存を訴える文在寅政権になった今日、マスコミでも学校教育でも日常生活でも、それは死語となり、あったことすらも半分忘れ去られたような存在になってしまった。

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