米ドラ1投手ソフトバンクと契約させた大物代理人の思惑

米ドラ1投手ソフトバンクと契約させた大物代理人の思惑

カーター・スチュワート選手入団会見(AP/AFLO)

見事にプロ初登板初勝利を挙げた日本ハムのドラフト1位新人・吉田輝星の次は、この外国人ルーキーのデビュー戦を見てみたい。5月にソフトバンク入団が発表された東フロリダ短大の本格派右腕投手カーター・スチュワート(19歳)である。昨年の全米ドラフト1巡目、全体8位でアトランタ・ブレーブスに指名されながら交渉が決裂し、来年のドラフトを待たずに日本行きを選択したMLBドラ1≠フ逸材だ。

 本来ならメジャーリーグの球団に入団するはずだった新人が日本の球団と契約し、日本でデビューするケースは日米双方の球史初のこと。少々大袈裟かも知れないが、歴史的事件≠ニ言ってもいい。何故このようなことが現実になったのかと言えば、スチュワート本人と両親の意向に加えて、メジャーのドラフト制度に最大の要因がある。もっと言えば、その制度に不満を抱いたスチュワートの代理人の思惑も働いているようだ。

 スチュワートは198p、91sの体格を誇り、160q近い真っ直ぐと緩急をつけられる変化の大きなカーブが武器。中学、高校時代からメジャーに注目されており、昨年6月のドラフト1巡目でブレーブスに指名された。が、身体検査で右手首に異常が見つかり、契約金を200万ドル(約2億170万円)程度に抑えられたという。

 アメリカのドラフト会議では指名後1カ月までに選手と契約できなければ、球団の交渉権が消滅する。

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