英語講師のカリスマは、なぜ英語4技能を推奨するのか?

英語講師のカリスマは、なぜ英語4技能を推奨するのか?

(Natalie_/gettyimages)

2020年度から始まる大学入学共通テストで導入される民間試験では、これまでの「読む」「書く」「聞く」に加えて「話す」が加わった4技能を測定する。「話す」技能を民間試験で入れることについては賛否両論あり、文部科学省の調査では国立大学では4割がこの試験を出願条件とはするが、合否判定に使わないと表明するなど、意見が分かれている。そこで、民間試験導入に賛成、反対の立場から識者にインタビューした。

 以前より英語のコミュニケーション能力を上げるためには「読む」「聞く」の2技能に加えて、「話す」「書く」の4技能が必要だと強く訴え続け、4技能の『伝道師』とも言えるのが、一般財団法人実用英語推進機構の安河内哲也代表理事だ。東進ハイスクールの英語教師を長年務め、いわゆる「読む」を中心とした受験英語を受験生に教えてきた経験とその反省を踏まえて「大学受験の英語が変われば、英語教育が変わる」がモットーだ。

■「大学入試を改革」

Q ここに来て民間の英語試験導入に関して異論が出ていることについては

A そもそも、どうして英語の大学入試に4技能試験を加えることになったのかを理解することが大切。そこを踏まえた上で問題点を議論することが重要だ。これまでの多くの英語の授業は「文法・構文」や「リーディング」が中心で、「リスニング」や「ライティング」は少しだけで、発音練習はあっても、自分の意思を伝える「スピーキング」は非常に少ない状況だった。

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