なるか?「年収160万円」からの脱出、次は外務省臨時職員を目指してみた

なるか?「年収160万円」からの脱出、次は外務省臨時職員を目指してみた

(RUNSTUDIO/Gettyimages)

60歳を超えると100通、200通と履歴書を出しても返信はないか、「御意向に添えかねます」とか「貴殿の輝かしい将来を祈念します」などという慇懃無礼な断りの手紙が次々と戻ってくる。そのうちアルバイトでさえ、面接まで辿りつけなくなる。それが現実だ。その壁をいかに打ち破るのか? そしてそのあとの面接はどう対処すべきか?

■相応しい人材募集との出会いは必ずある

 仏教では執着こそが苦の始まりと説く。そこで私は、大学教授の職とその高収入をあっさりと諦め、収入は少なくともこれまでの経験を社会に還元できる職を探すことにした。とはいえ、職場を都内かその近郊に絞った。食材や薬品の乏しいベネズエラでの単身赴任の生活には、こりごりしていたのである。

 とある晩春の昼下がりだった。「我に働く仕事あれ!」と念じながら日課のネットサーフィンをしていると、外務省の中米とカリブ海地域にかかわる援助関連の非常勤職の募集が目にとまった。この地域には縁がある。私は6年間もベネズエラにいたし、JICAのグアテマラでの無償援助とホンジュラスでの漁業援助のプロジェクト評価に従事したことがある。今度こそぴったりではないか。

 大学教授の職はアイガー北壁のように難度が高かったが、外務省は臨時職員なのだからどうみても小学校か中学校の陸上競技のハードル程度のものだろう。

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