金正恩9月訪米の観測も、トランプはゴール・ポスト動かす?

金正恩9月訪米の観測も、トランプはゴール・ポスト動かす?

(AP/AFLO)

トランプ米大統領と金正恩・朝鮮労働党委員長による板門店でのサプライズ会談≠ヘ、またしても世界を驚かせた。トランプ氏は政治ショー≠フ天才かもしれない。肝心の会談の内容については、厳しい評価が少なくない。北朝鮮の核廃棄で何らかの合意がなされたとか、原則で一致を見たなどの形跡はみられない。むしろ、大統領の一連の発言から、米国は北朝鮮に対する要求のハードルを自ら下げたのではないかとの疑念が広がってきている。

 そういう事情を背景に、関心を引き付けておくための次の舞台として、金正恩が9月の国連総会にあわせて訪する可能性が米国内で取りざたされている。

■金正恩の国連総会演説が機会

 金正恩訪米の可能性は昨年も指摘された。

 シンガポールにおける米朝首脳会談の成功≠うけて、国連総会の一般演説で金委員長が核廃棄への決意を披歴、その後ワシントンを訪問、トランプ大統領と会談するという筋書きだった。

 実現に至らなかった構想が、再び取りざたされるのは、今回の板門店会談で、トランプ大統領と金委員長が、ワシントンと平壌を訪問するよう互いに招待したと伝えられているからだ。

 米国の朝鮮半島専門家らに間では、今回の会談が1時間足らずだったことから、核心について協議するには不十分で、時間が割かれたのは、主に相互訪問についてだったのではないかとの推測もなされている。

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