数週間で有志連合艦隊始動へ、ペルシャ湾護衛、迫られる日本

数週間で有志連合艦隊始動へ、ペルシャ湾護衛、迫られる日本

米原子力空母エブラハム・リンカーン( Stocktrek Images/gettyimages)

ペルシャ湾の出入り口、ホルムズと紅海の出入り口であるバベルマンデブ両海峡の航行の安全を守るためトランプ政権が練ってきた「有志連合護衛艦隊」(センチネル作戦)が遂に結成されることになった。2、3週間以内にも始動する見通しだが、輸入原油の8割以上を同湾に依存する日本が参加するよう求められるのは必至。米国とイランが対決を続ける中、戦闘に巻き込まれる懸念も強い。

■トランプの要求拒むのは困難

 「有志連合護衛艦隊」の結成は7月9日、米軍の制服組のトップであるジョセフ・ダンフォード統合参謀本部議長がエスパー次期国防長官、ポンペオ国務長官と会談した後、明らかにした。同議長によると、この構想は数日以内に最終決定され、2、3週間以内に有志連合艦隊への参加国がはっきりするとしている。同艦隊の結成については筆者がいち早く伝えてきた(『アメリカ「有志連合艦隊」を模索、海自派遣に決断迫られる日本』)。

 議長は現在、同盟国に参加を打診している最中だとし、参加国が当初は少なくても、順次増やしていけばいいとの考えを示した。参加同盟国として見込まれているのは、英仏などの欧州各国と、同湾のエネルギー資源に大きく依存している日本だ。軍事面での公平分担が持論のトランプ大統領はペルシャ湾でタンカー攻撃が起きたこともあり、「自国の船舶は自分で守るべきだ。なぜ米国が他国のために無償でシーレーンを守らなければいけないのか」と不満をぶちまけてきた。

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