中国側から見た、上海高島屋の撤退

そのうえ、高島屋の社内管理についても、日中異文化の理念が対立し、コミュニケーションが不足していたなどの問題を指摘した。

7月11日付、36Kr 記事『上海高島屋閉店カウントダウン46日目からの実録』(https://36kr.com/p/5224720)「(上海高島屋の)経営陣は中国現地化の意識を持ち合わせておらず、中国人消費者が本当に求めているものについて認識が不足していた」。記事は小売業専門評論家・沈軍氏のコメントを引用し、「日系百貨店の場合、日本国内市場で善戦して、多くの独自ブランドで優位性を確立しても、残念ながら、消費の習慣や嗜好が異なる上海では歯が立たない。故にいくら商品構成の調整をしても奏功しない」と敗因を分析した。

中国国内ネット上にも多様な書き込みがあった。

例えば(https://www.pearvideo.com/video_1570304)、「一度だけ店に行ったことあるけど、内装が古臭くて高級感がない」「内装は陳腐感満点、特色をもつべき食品売り場もそれほど魅力がない」「バリューと価格の問題(コストパフォーマンスの問題)、なぜ買われないか、まだ分からないのか?」「国産でも十分品質がいい(日系で買う必要なし)」……など。内装の指摘は、私も驚いた。要するに日本式のエレガントな正統派はウケが悪かったのか。

続きは WEDGE Infinity で

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