UAE撤退でも解決が見えないイエメン戦争



 サウジの実力者ムハンマド・ビン・サルマン皇太子(MBS)が、自分が大きく関与した戦争をやめ、停戦を選択するかどうか考えてみると、そう簡単ではないように思われる。他方、イラン側は、UAE部隊の撤退はサウジ主導連合の弱さを示すと考え、攻勢を強化することも考えられる。これに加え、米イランの対立が厳しくなっている。イランはホーシー派を使ってサウジ攻撃をする可能性を、米・サウジとイラン対立の構図の中で保持したいと考えることが十分にありうる。

 UAEの撤退でイエメン戦争の終結の光が出てきたとすれば、大いに歓迎できるが、停戦、和平の話し合いが進展するためには、超えられなければならない障害は多いと思われる。

  
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