日韓貿易戦争、落としどころはどこか?

日韓貿易戦争、落としどころはどこか?

(Barks_japan/gettyimages)

日本と韓国の対立が一段と激化、行き着く先が見えない。事の発端は経済産業省が韓国に対して半導体製造の材料に関する輸出規制を強化したことだったが、韓国側は元徴用工問題に絡んだ報復措置だと反発、撤回を求めた。その後、韓国では日本製品の不買運動、日韓の市民レベルの交流の中止、韓国人観光客の日本旅行取りやめなどが起きている。

 炎上している両国関係の行方が気掛かりになっていたところ、経産省は8日、輸出規制を強化して韓国向け個別審査を求めていた半導体材料の一部の輸出を許可したと発表、この姿勢が対立を和らげるきっかけとなるかどうか。

■首脳会談の見通し立たず

 ここまで関係が悪化すると、安倍晋三首相と文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領のトップ会談でしか打開の道はないように見えるが、安倍首相は「韓国は日韓請求権協定をはじめ国と国との約束を守ってほしい」と述べ、首脳会談の見通しは立っていない。

 トランプ政権は一時、ポンペイオ国務長官が仲裁の役を買って出ようとしたが、結局、日韓の2国間の話し合いで解決してほしいとして、積極的な橋渡しはしなかった。

 そうした中、安倍政権は8月2日、韓国の輸出管理が適切に行われていないとして、輸出管理手続きで優遇する「ホワイト国(優遇対象国)」リストから韓国を除外する閣議決定をし、今月28日から施行される。

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