クルーズ船ビジネスが伸び悩み踊り場に 異業種ジャパネットグループ参入に衝撃走る

クルーズ船ビジネスが伸び悩み踊り場に 異業種ジャパネットグループ参入に衝撃走る

記事まとめ

  • 急激に伸びてきたクルーズ船ビジネスが伸び悩み、踊り場を迎えている
  • シニア層が多かった客層を若い世代にまで広げられるかどうかが、日本に定着のカギとも
  • 一方で通販大手ジャパネットグループが新規参入、旅行業界に新風を巻き起こしている

踊り場に来たクルーズ船ビジネス、異業種からの黒船参入で衝撃走る

踊り場に来たクルーズ船ビジネス、異業種からの黒船参入で衝撃走る

ベリッシマ

一度に大量の外国人観光客を呼び込める手段としてこの数年、急激に伸びてきたクルーズ船ビジネスが伸び悩み、踊り場を迎えている。クルーズ船に乗る客の7〜8割はリピーターのため、同じ観光メニューでは満足できない。リピーターに新たな感動を与える寄港地でのきめ細かいアトラクションと、シニア層が多かった客層を若い世代にまで広げられるかどうかが、日本にクルーズが定着できるかのカギを握っている。一方で、家電製品が中心の通販大手のジャパネットグループがこのビジネスに新規参入、大型船を使ったチャーターにより旅行業界に新風を巻き起こしている。

■減少した旅客数

 クルーズ船を利用して来日する外国人旅客数、寄港回数はこの数年大幅に伸びていたが、2018年は旅客数が前年比3.1%減の245万1000人となり、クルーズ船の寄港回数は一桁の伸びの6.0%増の2930回にとどまった。旅客数が減ったのは中国発の旅客数が203万人に落ち込んだのが大きな要因で、中国の旅客数増を当て込んで各船会社が配船を増やし供給過剰になった。

 国土交通省はクルーズ船旅客数を20年には500万人にする目標を掲げているが、いまの伸びでは到達するのは困難で、クルーズビジネスの再構築が求められている。寄港地別では博多港が279回でトップ、次いで那覇港の243回、長崎港の220回、横浜港168回と続く。

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