核軍拡競争で疲弊するロシア

核軍拡競争で疲弊するロシア

(wildpixeliStock / Getty Images Plus)

8月8日、ロシア北部のセヴェロドヴィンスクのネノクサ・ミサイル実験場で爆発が生じた。少なくとも7名が死亡したと報道され、そのほとんどは、「ロシア連邦研究センター」のエリート研究者達だったと言われる。ネノクサ・ミサイル実験場付近の地域では、放射能レベルが短時間上昇したが、フィンランドやノルウェーでの放射能レベルの上昇は見られなかった。その意味では、この事故はチェルノブイリ事故と同じようなものとはとても言えない。

 しかし、この事故の詳細を隠蔽しようとするロシア政府の対応は、チェルノブイル事故の際の対応に似ており、プーチンのロシアに旧ソ連と同じ隠ぺい体質があることが明らかになった。

 プーチン大統領は、核動力源を使う巡航ミサイルの開発を発表しており、そのミサイル、SSC‐X-9 スカイフォールの実験中に事故が起きたと考えるのが最も常識的な判断である。

 核エネルギーを動力源とするということは、原子炉を動力源とするということである。巡航ミサイルに原子炉が動力源として使われた場合、そのミサイルが到達した場所において、放射能汚染を引き起こし、環境に大きな影響を与える危険が高いと思われる。

 ベトナム戦争中に米軍が枯葉剤を散布したことなどへの批判から、環境改変兵器禁止の声が高まり、環境改変兵器禁止条約が出来たが、気候改変技術などの戦争での利用を禁じたものである。

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