パワハラ指導を防ぐ文句も言い合える関係とは?

パワハラ指導を防ぐ文句も言い合える関係とは?

スペインでは、互いの立場等関係なく、自分の主張をぶつけあう(筆者撮影)

日本に帰ってきて数ヶ月が経った。この間担当させてもらっているチームを指導してきたのだが、スペインにいた時とは指導の仕方は当然変わっている。具体的には選手との接し方や声かけの方法を意識的に変えている。なぜなら日本の選手たちはスペインの選手たちとは違うからだ。

 今のところの感覚だが、日本の選手たちは“自分を表現する”ことが苦手。もっと言えば、自分の意見や考え、感じていることを主張してくる姿勢が弱い。そしてそのような姿勢は自分の持っている能力をチームのために最大限まで表現しなければならないサッカーにおいては、決して望ましいこととは言えない。

 J1湘南ベルマーレの゙貴裁(チョウ・キジェ)監督による選手とスタッフへのパワハラ疑惑の報道が出た。真偽のほどや詳細は現在のところわからないし、この件についての是非をここで論じるつもりはない。

 私がこの件から考えているのは、言われた側と言った側の関係性はどのようなものだったのだろうか?ということだ。

 もし言葉の受け手側が言われたことに納得しているならば、それは真摯に受け止めなければならないだろう。だがもし異論や反論があるならば、その場でも後にでも何か言い返すことはできなかったのだろうか?もしできなかったのなら、その両者の関係性には改善の余地はあったのだろうと個人的には思っている。

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