阪神の「ソラ―テ問題」は本人だけが悪いのか

阪神の「ソラ―テ問題」は本人だけが悪いのか

(Gazometr/gettyimages)

相変わらずのドタバタだ。阪神タイガースのヤンハービス・ソラ―テ内野手が今季終了を待たずして、契約解除される見通しとなった。6日の敵地・広島東洋カープ戦に一軍昇格のため、マツダスタジアムへ招集されたものの「モチベーションが上がらない」と首脳陣に訴えて当日中に早々と帰阪。前代未聞の一軍昇格拒否に阪神側の怒りは収まっておらず、代理人サイドとの話し合いの末に近々にも解雇されることになりそうだ。 

 それにしてもチームにとってはタイミングが悪い。9日現在でリーグ4位、借金は4。ここから何とかCS(クライマックス・シリーズ)出場権を得るAクラス入りを狙うためにも、リーグ3位・広島との直接対決は1つも落としたくない重要なカードだったはずだ。その大事な広島3連戦の初戦直前に不祥事は起こり、結局チームはこのカードを1勝2敗で負け越してしまった。

 これで広島とのゲーム差は3・5に広がり、それどころか5位の中日ドラゴンズと0・5差にまで急接近を許す有様でAクラス入りどころかブービー転落≠ワで現実味を帯びてきた。笛吹けど踊らず――。

 助っ人の造反騒動がチーム全体を不穏なムードへと誘い、全体の士気にも悪影響を及ぼしてしまった可能性は当然否定できない。

 ソラ―テは今季途中の緊急補強で7月21日に来日したばかり。米メジャーリーグで通算75本塁打を誇る強打のスイッチヒッター、さらに二、三塁を中心に内野すべてと外野の守備経験もあるユーティリティープレーヤーとして当初は逆転Vの救世主とまで持ち上げられていた。

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