3年後に意識の宿ったAIが資金を運用する

3年後に意識の宿ったAIが資金を運用する

大澤昇平氏(写真、小平尚典)

19歳でIPA(独立行政法人情報処理推進機構)の未踏スーパークリエータに認定された大澤昇平氏。東京大学・松尾豊研究室で人工知能とWebに関する博士号を取得後に、IBM東京基礎研究所でブロックチェーンの研究開発に参画。現在は東京大学特任准教授、株式会社Daisy代表取締役CEOを兼任している。Daisyは開発者が協力してAIを作るためのプラットフォームで、大澤氏の会社はこのAIを使って投資ファンドの試験運用中である。AIと投資の最前線とは、AIは機関投資家に勝つことができるのか?

■電卓、炊飯器、洗濯機も実はAIだった!

Q 世の中AIブームで、デジカメもエアコンもAI搭載を宣言しています。AIには自己学習してプログラムを進化させるイメージがありますが、実際どこまで実用化が進んでいますか?

大澤 AIの定義は広範囲にわたって「弱いAI」と「強いAI」という分類があります。弱いAIとは人間がやっていた作業を代行できる機能です。例えば電卓も人間の代わりに計算する機械なのでAIと言えます。電子計算機=人工知能とも言えます。つまりマイコンチップが入っている機械は全てAI搭載と言っても間違いではありません。エアコンのAIはセンサーとCPUの組み合わせですが、弱いAIに分類されます。強いAIについては後ほど触れますが、まだ実現していません。

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