日本の不動産業界を変えるIT革命の正体

日本の不動産業界を変えるIT革命の正体

(metamorworks/gettyimages)

仲介業者を通して取引をするのが当たり前の中古、賃貸住宅の分野にIT、ハイテクを導入して、極力、将来的に人を介さずにワンクリック、ワンストップで取引が完了する効率的なシステムを作ろうとしているイノベーターがいる。サービス業の中でもハイテク化が遅れている不動産業界にテクノロジーを持ち込んだのがGAテクノロジーズ(東京・港区)を起業した樋口龍社長で、36歳の若さだ。業績は順調に伸びており、社員数も急増して現在349人(7月末時点)、このうちエンジニアの数は40%以上で、テクノロジーで武装した不動産会社と言うイメージだ。

■不動産情報をデータ化

 幼いころからサッカー選手を夢見て、ジェフユナイテッド市原(現在J2)に育成選手として所属したが、24歳の時にビジネスマンに転身し、2013年にGAテクノロジーズを設立した。

 不動産業界に身を置いてみて痛感したのが、売り出し価格などが業者目線でしか提供されておらず、利用者との間に情報のズレがあることだった。また、テクノロジー化の遅れにより大量の紙と人に頼るビジネス慣行が残っていた。

 これを解決する方法として樋口社長は「ネットとリアルの融合を掲げて事業を進めているので、物件情報の提供から中古不動産の売買・仲介、リノベーションの企画・設計、購入後のフォローアップまで、これまでは分業制だったサービスを一気通貫で提供できる」と説明する。

1 2 3 次へ

関連記事(外部サイト)